コミックマーケット81で無料配布したコピー誌「So'sLaboC81」
は表紙2色カラー、本文単色カラーのコピー誌でした。
これはコミケ限定バージョン、というのを前回話しましたが
今回はそのあたりの話を。
今回長めなので全文表示はこちら。
コピー誌ってのはとかく見た目が安っぽくなりがちで
モノクロ8ページという薄いものだとフリーペーパーと大差なく、
それが無料配布物だったならすぐに捨てられてしまいそうなので
よくあるコピー誌とは違う特別な要素を持たせられないかと考えた結果出たアイデアが
「質のいい紙を使う」
「カラーで印刷する」
だったのですがカラーコピーはコストがかかりすぎるので不採用。
質のいい紙を使うにしても紙の分のコストが上乗せされることになります。
少し割高になるが仕方ないかと、次はどこのお店で作業するかと調べていて
秋葉原の「秋葉原制作所」という同人作業に特化したネットカフェを見つけたのです。
デジタルで同人原稿作業を行う為の設備が非常に充実したお店で
備え付けのPCを使って原稿データの手直しや調整なども出来るし、
コピー本の印刷・製本を行う場合もスタッフがリードしてくれるので
なれない作業でも安心。おまけにコピー機の機能で自動製本してくれるのもありがたい。
更に調べてみると、単色カラーコピー、2色カラーコピーが一枚10円で出来ることが分かりました。
紙の方は普通のコピー用紙を使うにしても
2色カラー表紙なら普通のモノクロコピー誌よりも見映えのするものになります。
それなら製本コストは・・と計算してみたところ、
1時間につき500円の利用料金を考慮に入れても
年末に24時間営業しているビジネスマン向けのコピーサービスで
上質紙(同人誌本文用の紙)を使ってモノクロコピー誌を作るのとコスト的に大差ないという結果に。
そういうわけで秋葉原制作所で作ることに決定しました(それが出発の3時間前)
12/29大阪発の夜行バスで翌朝7:30に東京駅着、
秋葉原の吉野家で朝食をすませて8時過ぎに秋葉原制作所で作業開始。
コミケ直前のこの時期には結構混むと事前の電話で聞いていましたが
朝の早い時間だけあってスムーズに作業を開始、進行できました。
表紙データを2色原稿に加工する作業と一部原稿の手直しを行い、印刷→製本。
機械式裁断機で裁断したあとサークル用ポップの出力とラミネート加工も行い
昼前には作業を終了できました。
ちなみに出来上がった表紙と本文(部分)はこんな感じ。
表紙は黒とマゼンタの2色、本文はマゼンタ単色で印刷しました。
1月にサークル参加するイベントのことも考えて100部と多めに作ったのですが
コミケ当日の2時過ぎには全部はけてしまい、もう一度作らないといけないことになりました。
ただ今度は秋葉原制作所は使えないのでさすがに同じ仕様には出来ません。
(↑ここが「コミケ限定」たる所以です)
さてどうしたものか・・。
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