これまでガンダムAGEの否定的な感想をこのブログに書いてきたわけですが、
ひとつ重要なことに気がつきました。AGEのシリーズ構成・脚本の人って
あの「ローグギャラクシー」作った会社の社長じゃん!
今回文章のみ。記事全文はこちら
「ローグギャラクシー」とは
レベル5制作のPS2用スペースファンタジーRPG。
「マップ間の移動にロード画面をはさまない」のがウリのひとつですが
実際にはマップ間にやたら長い連絡通路を設け通路の移動中に先のマップをローディングするという
一休さんのとんちみたいなアイデアを搭載した、プレイヤーに無用の長距離移動を強いるものでした。
ちなみに連絡通路だけでなく通常のマップもムダに広いのですが、
フィールドマップ上を高速移動する手段は用意されていません。
さらに大きなダンジョンのマップには何箇所も同じマップ素材を使い回ししているため
水増し感とムダに歩かされている感覚がいやでも強調されます。
ムダに歩かされるならロード画面を見るほうがマシだと思うプレイヤーが大部分だと思うし、
テストプレイの段階で「マップがムダに広い」とか「連絡通路がうっとおしい」
などの意見が出てしかるべきだと思うのですが、
その部分が改善されなかった(おそらくは改善させなかった)という事実に社長の
「人の意見をきかず自分のアイデアを押し通す我の強さ」を見て取れます。
ちなみにゲームシステム自体は悪くなかったし、
キャラクター/マップ素材自体はしっかり作りこまれていたので
マップの広さが半分だったらもっとマシなゲームにはなっていたんじゃないでしょうか。
シナリオの方は・・大企業のうざくて頭の悪い受付嬢のせいで
意味もなく刑務所に放り込まれるような超展開が印象的でしたかね(遠い目)。
ガンダムAGEの場合、
1年で3世代の物語を展開するなら単純計算1世代あたり16,7話しか時間を使えず
ただでさえ時間が足りないところに、
アニメの内容が今後発売予定のRPGのシナリオの忠実な再現に傾倒しすぎており
プレイヤーの継続プレイによるキャラクターへの感情移入や想像力によるシナリオの補完を
前提に書かれたゲームのシナリオを下敷きにしたシナリオではアニメのシナリオとしては不十分で
キャラクターのきちんとした描写などまともに出来るはずもないのに
押し付けがましく定番の「感動の名場面」を持ってくるので
薄いキャラが突発的にひとり盛り上がって「感動しろ~!!」と騒いでいるようにしか見えません。
加えてRPGのシナリオだとユーザーの視点がプレイヤー(主人公)近辺にほぼ固定されるので
雑魚兵士の戦闘シーンなんてまず描かれません。
主人公機以外の量産機の活躍シーンなど期待するほうがまちがいですね。
結局のところ自分の主張を押し通す上に勘違いがひどいシリーズ構成を更迭でもしないかぎり
まともなロボットアニメにはならないことがほぼ確定しているので、
つまらないアニメを何度も見返して自分のブログで否定的な感想を書き続けるよりは
ホビー系のサイトや模型板でAGEものプラモの情報を集めつつ、これはいいなと思った商品を
購入して楽しむのが一番という結論に落ち着きました。
実際のところアニメ本編よりも
ホビー系サイトのレビュー画像や模型板のネタ画像の方が魅力的に見えます。
これ以降よほどのことがない限りガンダムAGEのまとまった感想は書かないようにしたいと思います。
もし感想を書くとしても2、3行程度の簡潔なものにしたいですね。
ステータス異常:風邪
ガンダムスパロー、売れるといいな。»